甲南大学・学習院大学柔道定期戦60周年記念式典の件

柔桜会員各位

 寒さも増してまいりました。皆様お元気の事と存じます。

 さて、11月28日、神戸に於いて対甲南大定期戦と、定期戦60周年記念式典が行われました。試合は本院の力及ばず残念な結果となってしまいました。式典は午後4時よりホテルサンルートソプラ神戸で始まり、両校OB・現役合わせて100名余りが出席し盛大に且つ楽しい会となりました。本院からは第1回(昭和30年3月)参加の嘉納行光先輩、山本三四郎先輩、上中啓五郎先輩はじめ昭和30年代卒0B以下30名のOBが参加し、甲南大よりは甲南大柔友会の皆様の他、長坂悦敬甲南大学長、水野正人甲南摂津会長に来賓として出席頂き両校柔道部、OB会にご丁重な祝辞を頂きました。両校の80歳代OBから19歳までの現役が一同に会し分け隔てなく歓談出来た事は大変有意義だったと思います。

 両部の思い出話を一つご紹介すると、本院嘉納先輩が稽古中に甲南大よりの試合申し込みの電話を受け、当時の不便な電話事情の中での交渉からこの定期戦が始まった事や、甲南OB辻先輩(現甲南大名誉教授)からは、学習院の依頼で安い宿を捜したが見つからず、岡元駅近くのお寺(浄光寺?)を借り本堂に泊まってもらった事。その時の貸し布団は自分達が搬出入した事など当時の情景が目に浮かぶ様なお話でした。両部60周年に亘る交流の第一歩であり、これからも止まる事のない歩みだと思います。幸いな事に両部は毎年の試合後に、OB会、現役は学年毎の懇親会を行い、年を追うごとに交流は深く厚くなっており、確実な前進が期待できます。

 尚当日は、井上寿一学習院大学長、東薗学習院桜友会長よりご厚情の籠った祝電を頂きました事、厚くお礼申し上げるとともに、皆様にご報告致します。又今回はOB有志の方より多大な寄附を頂き厚く感謝申し上げ、柔道部の為活用させて頂きます。

 最後に、開催に当たり式典会場を提供し、諸々の手配等ご苦労頂いたホテルサンルートソプラ神戸経営の大澤一郎柔桜会員と従業員の皆様に厚くお礼申し上げたいと思います。

 今後両部が益々発展し、より強い絆で結ばれる事を祈念しご報告とさせて頂きます。

平成27年12月11日

柔桜会長 木下 和之

 尚、ホテルサンルートソプラ神戸は三宮駅歩6分です。皆様出張等の機会にご利用頂ければと思います。